○船橋市CKD診療に関する医療機関へのお願いについて
近年、慢性腎臓病(CKD)患者の増加に伴い、基幹病院腎臓内科への紹介患者数も増加しております。
市内には腎臓専門医が限られており、新患予約が取りづらい状況となっております。
このような状況を踏まえ、以下の点についてご協力をお願い申し上げます。

1. 紹介目的の明確化

腎臓内科へ紹介いただく際には、紹介目的を診療情報提供書に明記してください。
例:機能が悪化したため検査・治療、生活・食事指導、治療薬の調整、透析導入の検討、など
紹介目的が明確であることで、適切な医療機関選択や円滑な診療連携だけでなく、患者満足度向上にもつながります。
千葉県作成の「CKD診療連携紹介状」もご利用いただけます。
 千葉県CKD診療連携紹介状

2. 紹介医療機関の選択について

目的によって、紹介先を検討することが可能です。
腎臓専門医が在籍する県内の施設リストは千葉県ホームページから参照可能です。
 腎臓専門医が在籍する千葉県CKD重症化予防対策協力施設リスト

3. CKD相談用紙の活用

CKDは早期発見・治療介入により進行を抑制できる疾患です。

  • ・軽症例(eGFR低下が軽度、蛋白尿陰性など)は、かかりつけ医の先生方での治療・経過観察をお願いできます。
    日本腎臓学会にて「CKD診療ガイド2024」が発刊されています。
     日本腎臓学会CKD診療ガイド
  • ・患者さんを受診させるほどではないが、ちょっと相談したいようなケースは、慢性腎臓病(CKD)相談用紙を活用ください。
     慢性腎臓病(CKD)相談用紙
  • ・一方で、重症化リスクの高い患者(高度蛋白尿、eGFR急速低下、合併症進行など)は、速やかな専門医紹介が必要です。

関連資料

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